Vol.55【筆記試験の重要性】
●◎ 目次 ◎●
【1】イマドキ就活生コラム~筆記試験の重要性~
【2】これぞCampus Add流!就活講座の進め方
~次回配信予定~
・イベント報告(25卒大学合同インターンシップ・仕事研究会)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】イマドキ就活生コラム~筆記試験の重要性~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
近年、筆記試験を不安視する学生が増加しているように感じます。
去年の今くらいの時期、24年卒の学生に
「筆記試験の対策って今からしないとまずいですよね……?」と度々質問が。
ある大学が行った就活アンケートでも、その傾向が窺えます。
アンケートでは
「もう一度就職活動をするとしたら、最も力を入れようと思うことはなんですか?」
という質問を毎年聞調査しています。
例年、第1位~第3位には
「自己分析」「面接対策」「企業研究」 この3つの牙城は崩れることはありませんでした。
しかし、今年調査した23年卒を対象としたアンケートでは
「筆記試験対策」が第2位にランクイン!!!
回答理由の一部はこちら。
「筆記試験に力を入れていれば、通ったかもしれない選考があったから」
「試験対策に力を入れたのが採用直前で、面接対策などに影響が出た」
「勉強不足で第一志望に落ちたから」という回答も。
ちなみに、前年は「筆記試験対策」は第4位でした。
23卒で、順位が上がった(学生にとって重要性が増した)のはなぜなのか。
その要因は大きく2つあると考えました。
①筆記試験を選考に取り入れる企業が増加
今は、様々なタイプの試験があり、企業によって扱うものも異なります。
SPIやCAB・GABなど名の知れたものから企業オリジナルまで
把握できないほどに種類があります。
なかには学生目線で、対策取りようがないものもありますね!
コロナ禍も相まって、企業側も選考のツールとして取り入れやすくなりました。
選考に進む過程で筆記試験に直面する機会が必然的に多くなったことが
起因しているのではないでしょうか。
②選考で落ちた時のインパクトの大きさ
これは、今の就活生の受験企業数が少ない傾向に関係します。
受験企業が少ない分、落ちた要因が筆記試験であった場合のダメージが大きかったため
振り返った時に「ちゃんと対策しておけば……」と思ってしまうことに起因しているのでしょう。
承知の通り、筆記試験高得点=内定とはなりません。
応募書類や前後の面接試験を踏まえての結果となりますが
大抵の学生は、受験や資格取得は点数が結果に直結する認識が当たり前。
筆記試験対策はもちろん必要な準備ですが
筆記試験の目的を正しく理解できていませんので
試験対策に重きを置きすぎる学生が今後増えてしまうかもしれませんね。
これから25年卒の学生と接していく機会が増えますが
「筆記試験ってどんなものが出題されますか?」
とドストレートに聞かれることがあるかもしれません。
素直にお伝えできない企業もいらっしゃると思いますが
選考のヒントとして
筆記試験を行う意図や目的を伝えてあげると良いでしょう。
それが、学生の不安解消、受験意欲の向上に繋がってくるのではないでしょうか!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【2】これぞCampus Add流!就活講座の進め方
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
現在、Campus Addでは24年卒を対象とした伴走プログラムを実施しています。
24年卒で就活を続けている学生に、専属のカウンセラーをつけ
週1回の面談を行っています。
企業選びから選考対策まで徹底的にサポートし、内定まで導くことを目的としたプログラムです。
今月上旬、プログラムに参加している学生を一同に集め、自己分析講座を行いました。
今回は、私達が行っている講座についてご紹介します。
“自己分析”と単に言っても、やり方は沢山ありますし、正解はありません。
私たちは
「学生が楽しんで行えること」
「自己分析の結果をアウトプットしフィードバックをもらう」
という点を大事にしています。
この講座では、2つのカードゲームを行いました。
1つめは【MY STRENGTHカード】
沢山あるカードには、“強みのタネ“となる文章が書いてあります。
その中から自分らしいものを選んで自分の強みを確認していくものです。
2つめは【WORK VALUEカード】
様々な働く価値観が書かれたカードから、自分が大事にしたい働き方を選んでいき
就活の軸を確認します。
このカードゲームを行うだけでも自己分析は進むのですが
Campus Addでは《他者に共有する機会》を設けています。
同じグループになった他の就活生や、ゲスト企業の方々に向けて
自分の強みや就活の軸について発表します。
周囲から感想を聞いたり企業の方に質問を投げかけたりする時間を作っています。
こうした進行を行う目的は大きく2つあります。
①学生に自信をつけてもらう
この時期まで就活を頑張っている学生は、自信を無くしつつある方が多いです。
自分の強みはなんとなくわかっていても、他者からの評価があると確信に変わります。
社会で活かせる強みだということを改めて認識し自信をつけていく。
自ずと就活の視野も広がっていくため、自信をつけることを重要視しています。
②マッチする企業の発見
多くの学生は、自分が興味ある分野の企業にしか触れません。
”この業界(職種)”と決めると頑なに他は見なくなります。
講座では選択肢に入れていなかった業界、職種の企業に
「WORK VALUEカード」で選んだ自分の軸を伝えていきます。
それを「もしかしたらこの企業は自分の軸とマッチしているかも?」
と思うきっかけにしてもらっています。
企業との直接的な交流によって、自分の新たな道を見つけてもらうという意味を込めています。
講座の内容や時期によってやり方手法目的は変わってきますが
この伴走プログラムの就活講座は嬉しいことに学生の満足度は毎回100%!
インターンシップで自己分析など就活支援を取り入れる企業が増えているようです!
内容に迷った際は、ぜひ参考にしていただければ幸いです!
カードゲームの詳細はコチラ https://www.riasec.co.jp/cardsort/