Vol.51【”わかるだろう”は伝わらない】
●◎ 目次 ◎●
【1】イマドキ就活生コラム ~”わかるだろう”は伝わらない~
【2】実録!内定への道
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【1】イマドキ就活生コラム~“わかるだろう”は伝わらない~
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今回のお題は
「これを言えば“わかってくれるだろう”は、今の学生には伝わらない」
という話です。
例えば、会社説明会でのこと。
ここ数年、資料や説明内容を変えていない、なんてことはありませんか?
資本金、設立年、社長名…
今の学生は、その辺りの情報をさほど重視していません。
伝えるにしても、それがその企業にとってどれだけ大事なことなのか
必要な情報なのであれば、なぜ必要なのか
その理由を伝えなければスルーされ、説明会自体も興味を持たれないのです。
であれば、限られた時間内で別の情報を発信した方が両者にとって有益ですね。
選考における案内についても要注意です。
企業の方から聞いた、実際の話をご紹介します。
その企業は履歴書の提出について
「体裁・書式は特に指定しない」という案内をしていました。
必要な情報が網羅されている大学指定履歴書で統一したいのが本音ですが
大学で入手できない学生もいるため指定していませんでした。
数年前までは、この案内で大学指定の履歴書を提出する学生がほとんどでした。
ですが最近は、どんな体裁がいいのか、と問い合わせが増えたそうです。
ですので今度は「履歴書は大学指定のものを”推奨”します」と学生に伝えることにしました。
これで大学指定の履歴書を提出してくれるだろう。
実際は真逆でした。
JIS規格のものや自分で作成したフォーマットで提出する学生の方が多かったそうです。
推奨なので誤った提出方法ではないのですが
「大学指定が良いですよ」という意図は、伝わらなかったようです。
曖昧な表現は、様々な思考を経て予想しない方向に事が進みます。
わかりやすくハッキリと、内容を明確にして伝える必要があります。
事例は違えど、このようなことを痛感している企業も多いのではないでしょうか。
私たちCampus Addも、学生への情報発信する機会は多々あります。
例えば服装指定。
「服装自由」と表記するだけじゃ「自由ってなんだろう…」と疑問に思う学生もいます。
そのため、私たちは
【私服OK(マジでOK)】と配信したこともあります。
ここまでしないと、学生は本当に私服でいいのだと思わないのです。
さすがに企業からは極端な表現はできませんが
はっきりとわかりやすい文章や言い方にしないと伝わりません。
それが最近の学生の傾向なのです。
「なんだよ、イマドキの学生は……」なんて思わず
今の学生の価値観や考え方に適した伝え方を研究していただければと思います!
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【2】実録!内定への道(24卒早期内定者)
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Campus Addを利用する学生たちが、どんな就活プロセスを経て内定を得るのか
学生の就活を紐解く新コーナーです!
今回は24卒学生が、就活生としての1年間、内定まで経緯をご紹介します。
これから25卒学生に向けてアクションを考える時に、何か参考になるものがあればいいなと思います。
今回ご紹介するのは、IT企業に入社を決めた道内私大の学生.
3年生の春(昨年の5月)、Campus Addのメンバープログラムに参加したことから
就活はスタートしました。
このプログラムは、就活に関する講座を毎週受講するもの。
基礎である自己分析では結果をアウトプットして学生同士コミュニケーションを図りました。
また毎講座必ず企業の採用担当者がゲスト参加。
採用担当者目線のアドバイスをもらいながら、社会人と話すことに慣れていきました。
この時点で道内の他就活生とは差がついています。
就活の意識が高く「何か取り組みたい!」という思いが、早いスタートダッシュに繋がりました。
6月から情報会社のイベント、学内のガイダンスに参加。
この頃から、なんとなくですが志望業界をITに一本化したのです。
夏インターンシップもIT企業に絞り、合計4社に参加。
形式はオンライン1社、対面3社、全て1dayでした。
IT企業の中でもどんな分野がいいか、自分がどうなりたいのか。
企業と接することで情報を仕入れ、考えを深めていきました。
そうして夏の時点で、志望業界の知見が深まり、企業の違いも
自分なりに理解できるレベルになったのです。
それと並行して
自己分析の結果をアウトプットする練習やエントリーシートの書き方を学んでいました。
この学生の動きは、早期から就活に取り組む典型的な例と言えるでしょう。
とはいえ、この時点では内定承諾する企業とはまだ出会っていません。
夏期が終了した9月のイベントで、初めてその企業を知ることになります。
最近の学生の傾向として
選考外で自分から企業にアプローチをかける、というのは聞かなくなってきました。
ですが、この学生は違いました。
内定先の企業に“グイグイ“とアプローチをかけたのです!
その過程は、また次回お伝えします!