Vol.33【【学生は孤独が好き?】】
●◎ 目次 ◎●
【1】イマドキ就活生コラム ~ 学生は孤独が好き?~
【2】亀の一声 ~ 変化する内定後の過ごし方 ~
~次回 8月30日配信予定~
・勝手に夏インターンシップ速報②
・内定承諾後の辞退
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【1】イマドキ就活生コラム ~ 学生は孤独が好き?~
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サークル活動やアルバイト、ゼミ活動など
学生は集団となって物事に取り組むイメージがありますが
就活においてはどうかというと・・・
情報をあまり共有せず、1人で取り組んでいるケースが多いようです。
現在では対面活動が戻る中で、何となく口コミ自体は戻って来ているのですが
友達同士でESや選考内容、業界の話など情報交換が行われていない
というのが今の状況です。
情報共有をすることで就活が円滑に進むのにも関わらず
なぜしないのでしょうか?
【結果による実力の露呈】
就活も受験と同じように、結果は白黒はっきり出ます。
そんな中で、自分と周りの合否の有無や進捗具合により
実力差が目に見えてしまうということに抵抗を覚えます。
また、自分だけ通過した、内定を獲得した、という場合にも
気を遣って言えないということがあるようで
友達という関係の中では、就活の話をするのが
少しハードルが高いという現状があります。
【コロナ禍の影響】
学生が孤独に慣れてしまったという原因も考えられます。
コロナ禍での学生生活は
安定収入のアルバイトを探したり
1人でオンライン授業を受け1人でレポートに取り組んだりと
自分自身で完結しなければならないという環境にありました。
その影響もあってか
就活も自然と1人でやるものという認識を持つ学生もおり
就活の相談をする相手が家族だけという学生も多くなりました。
このような背景から学生は孤独に就活をしています。
孤独化に対しての解決策、とは別の話になりますが
「就活を誰かと一緒にしていましたか」
「その理由はなぜですか」
というような質問を面接で問いかけてみると
その学生が課題解決のためにどのようなアプローチを取るのか
人とのかかわり方等の人間性を知れる問いかと思います。
多くの学生が予想していない質問でもあるので、結構素で話してくれます。
このように、就活に対して学生のスタイルが変化する中で
少し違ったアプローチをすることで、イマドキの人間性が見えてくると思います!
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【2】亀の一声 ~ 変化する内定後の生活 ~
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10/1の内定式に向け、内定者フォローの最盛期を迎えました。
実は、内定者の過ごし方が今年は変化しています。
過去2年間は行動制限が設けられる中
本来なら大学4年生で時間のある学生たちが旅行や帰省などができなくなり
多くの人が自分の家で夏休みなどを過ごしていました。
しかし、今年の夏は行動制限がないので
多くの学生が旅行や帰省などを楽しんでいます。
また、留学や農業体験といった今しかできない活動をするなど
アクティブに行動し、予定がいっぱいの学生も多く見受けられるようになりました。
大学生らしい生活が戻ってきましたね!!
内定後の過ごし方が変化している中
とある“問題”を多方面から耳にするようになりました。
『日程が合わず○○に行けません』
と、内定先企業のイベントをサラッ…と断る学生が増えていること。
オンラインでの説明会、イベント、選考が増え
簡単にキャンセルや予約変更が出来てしまう
ある意味“融通の利く就活”をしていたので
日程変更や断りにあまり抵抗がないようです。
「うちの内定者だけなのかな…」と思っているご担当者様。
このお話は結構多くの企業から伺っています。
7~8月に多い内定者懇親会も、日程を合わせるのに大変苦労されています。
参加を強制できるものではない難しさはありますよね。
また参加に前向きじゃないと志望度が低くなったのか…
とも勘繰ってしまいますので不安も付きまといます。
入社後の社内関係とか先々を考えると
内定者の立場からするとなかなか断りづらいような気もしますが・・・
これが今の学生たちの価値観です。
これから内定者懇親会やイベントを組まれることが増え
日程調整に時間を割く必要が出てくる可能性がありますが
広い心を持って、ご調整いただければと思います!