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Vol.46【合説に対する価値観】

■ イマドキ就活生コラム ~ 合説に対する価値観 ~

~次回配信予定~
・“夢”実現系動機の背景


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■ イマドキ就活生コラム ~ 合説に対する価値観 ~
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2月に入り合説のピークとなってきました。
学内で行われる合説を筆頭に、情報会社さんの合説も目白押し!

さて。
合説に対して、学生たちの反応(マインド)はどうなのでしょうか。

率直にいいますと、なかなか厳しい状況です。


今の学生は、合説をどのような立ち位置で考えているのか。
実際の声を基に見ていくと、学生が見ている合説の状況がよりクリアになります。
今回は、特に印象的だった2パターンをご紹介します。


【Aさん】 ~24卒・夏から就活スタート、早期選考準備中~
1月末時点で合説は1回も行っていないとのこと。
理由は
「何も準備してないのに行っていいんですか?」
という回答が返ってきました。

この学生から分かったのは
合説のハードルが勝手に高まっているということです。

志望している企業じゃないと説明会に行ってはいけない
志望している企業だから説明会に行かないといけない
とAさんは思っていました。
このようなマインドを持つ学生はAさんだけではないでしょう。

毎週のように合説が開催されていますので
「周りが行っているようだし行ってみよう!」
となる学生は、この時期増えてはくるかと思いますが
就活上位層(就業意欲がある程度持っている)に限られそうです。


【Bさん】 ~23卒・就活終了~
合説には2回ほど行ったようですが
あまり参考にはならなかったようです。(厳しいコメントですね…)

理由は
「良い部分ばかりを説明されるので、全ての企業が良く見えてしまう」
とのことでした。

結局Bさんは、合説で出会った企業の研究を自分でしていくうちに
自分とは合わない側面を見つけ
合説での情報集めは自分に適していないと考えていました。

また、企業の方ではない第三者やネットの情報などを駆使して
情報を集める方が向いていると考え
合説に対しコスパが悪いと感じていました。



企業側は良く見せるつもりがなくとも、そう伝わってしまうこともあるかと思います。
ただ「悪い部分も知りたい」
という知る意欲をもつ学生は増えている印象を受けます。
(例えば、他社比較での自社の立ち位置や具体的な若手社員の業務例など)

とはいえ、何を伝えるべきか。非常に難しい点ではありますよね・・・。


これまでの合説は
「参加してとにかく企業を探す ⇒ 担当者とコネクションを作る」
場として使われていましたが、現在ではまるで変わってしまいました。

私は合説超大好き就活生(あえて自分で言いますが極めてマジメ)でしたので
少し寂しい気持ちもありますが
イマドキ学生の特徴として受け入れています。


イマドキの学生を理解し、採用戦略に反映させることは
年々重要になってくるでしょう。

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